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宮崎大学ERPシステム授業で講師を担当 ― IT人材育成に貢献

学生たちが体感した業務効率と業務プロセスの可視化

2025年8月10日(日)と11日(月)の2日間、
C-FORCEは宮崎大学 木花キャンパスで行われたERPシステムをテーマにした授業に、
講師として参加しました。

参加した学生は約50名。

教室では世界標準のERPに触れることで、新社会人にとって必要不可欠な知識の習得を狙いとして、
理論と実践の両面から学びが進められました。

宮崎大学ERP授業の2日間
1日目(8/10)
初日はERPシステムの基礎を押さえたあと、販売管理(SD)の演習へ。
SAP利用グループとSAP非利用グループ(Excel管理)に分かれ、
販売管理に関する業務を処理しました。
手作業ならではの時間のかかり方や入力ミスのヒューマンエラー発生リスクを体験し、
システムを活用した際の正確性とスピード感との違いに驚きの声があがりました。

2日目(8/11)
2日目は全員がSAPにログイン。
在庫管理(MM)、生産管理(PP)、財務会計(FI)を連動させながら操作することで、
部門をまたいだデータのつながりを体験しました。
複数の工程がリアルタイムに結びつく感覚は、学生にとって新鮮で、
ERPならではの「業務プロセスの可視化」を肌で理解する機会になったようです。

ERPシステムを体験する学生たちの姿

慣れない画面に戸惑いながらも、学生同士で声を掛け合い、手を動かし続ける様子が印象的でした。
「どこでエラーが出るのか」「入力の違いが次の工程にどう響くのか」。
そんな小さな気づきを積み重ねるうちに、
ERPシステムの有用性が少しずつ“自分ごと”になっていったように見えます。

ERPシステムを通じて得られた学び
業務効率:重複作業や転記の手間を減らし、処理のスピードを実感
業務プロセスの可視化:全体の流れを把握しやすくなり、改善の着眼点を発見
情報の一元管理:部門をまたぐデータ連携がどう現場を変えるのかを理解

C-FORCEがERP教育に込める想い
C-FORCEが大切にしているのは、「学びを現場で活かせる力」です。
今回の授業も、単なる知識の習得ではなく、実際に操作し、体感し、
仲間と対話する中で理解を深めていくことを目指しました。

学生たちが将来「ERPシステムとは何か」を自分の言葉で語れるようになる。
その一歩を踏み出す場をともに創れたことは、私たちにとっても大きな意味がありました。

これからもC-FORCEは、大学や地域との連携を大切にし、授業や講義への参加を通じて、
業務効率化と業務プロセスの可視化を推進するIT人材の育成に貢献してまいります。

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